予約や抽選に申し込んだあと、明細に次のような状態が現れることがあります。
- 落選したのに、申込金額が明細に載っている
- キャンセルしたのに、請求が消えない
- 同じ予約について、2行の請求が並んでいる
いずれも、決済の仕組みとして起きることです。 少額のカード有効性確認とは別で、こちらは本来の金額がそのまま計上されます。
なぜ申し込みの時点で明細に載るのか
カード決済では、支払いを確定させる前に「このカードでこの金額を使えるか」を確認します。これを与信(オーソリ)と呼びます。
抽選や予約では、当選・利用が確定する前にこの確認が行われます。カード会社によっては、この段階で明細やアプリの利用通知に金額が表示されます。
ローソンチケットは公式のFAQで、抽選受付について「抽選時にご利用可否をチェック(与信)するため、その時点で引き落としが発生する場合がございます」と案内しています。チケットが用意できなかった場合は後日返金されますが、カード会社によって返金まで日数がかかるとしています。
先着受付についても同様に、申し込みが完了していない場合でも与信の時点で引き落としが発生していることがある、と説明しています。
キャンセルしてもすぐには消えない
タイムズの駐車場予約は公式のFAQで、予約時に一度決済しているため、キャンセルするとカード会社を通じて返金の手続きが行われると説明しています。
そのうえで、こう案内しています。
- カード会社で処理が完了すると、明細から表示が消える、もしくはマイナス分の表示がされる
- クレジットカードの締日をまたいでからキャンセルした場合は、翌月分として返金の処理が行われる
つまり、締日の前後どちらでキャンセルしたかによって、いったん請求されてから翌月に戻ってくることがあります。明細の1か月だけを見ると、払ったままに見えます。
「同じ予約で2行」は二重請求とは限らない
与信の通知と、請求確定の通知が別々に届くことがあります。
U-NEXTは公式のお知らせで、更新日に当月分の与信を取得した時点でカード会社から1回目の通知が届き、その翌日以降に請求が確定して2回目の通知が届く場合があると案内しています。そのうえで「通知は2回届く場合がありますが、実際のお支払い金額は1回分です」と明記しています。
反映されなかった決済は、そのまま消える
決済が最後まで完了しなかった場合も、記録だけが残ることがあります。
JR東日本は、モバイルSuicaへのチャージが完了しなかったとき、明細に「JR東日本 ○○○円」と記録される場合があると案内しています。SF(電子マネー)残高に反映されない限りこの金額が請求されることはなく、一定期間後(カード会社により異なります)に消去されるとしています。
確認の手順
- サービス側の履歴を見る:当選・予約・キャンセルの状態は、サービスの会員ページが正です。明細より確実です
- 翌月の明細まで待つ:返金は締日をまたぐと翌月に反映されます。1か月分だけで判断しないでください
- 確定した金額と照合する:与信の金額と、最終的に確定した金額は異なることがあります(施設の予約では多めに確保されることがあります)
- 消えない場合は事業者へ:一定期間が過ぎても取り消されない場合は、まずその事業者へ問い合わせます。取り消しの操作ができるのは事業者側です
事業者に問い合わせても解決しない場合
事業者が「取り消し済み」と回答しているのに明細から消えない場合は、カード会社へ状況をご連絡ください。カード会社は加盟店側の処理状況を照会できます。
そもそも申し込んだ覚えのない予約・抽選である場合は、与信ではなく不正利用の可能性があります。カードの裏面またはカード会社の公式アプリに記載された窓口へご連絡ください。